2022.8.8

iOSのアップデートで追加されたエンタープライズ向けの新機能を漏れなく確認する方法

iOSはアップデートの度に数々の機能を搭載してきました。これはエンタープライズ分野でも同様です。



(黎明期に見られるエンタープライズ機能の進化を紹介する2015年実施の弊社セミナー資料)

今でもメジャー・マイナーのアップデートに関わらず、エンタープライズ機能はアップデートの度に追加・修正され何かしら進化し続けています。その進化の全貌をみる方法はこれまでありませんでした。AppleのプレスリリースやApple Developer 登録者に送られてくる案内、WWDCの各セッションから断片的に知るしか無かったのです。

ご承知のとおり、リリース前の最新iOSを試す方法は色々と用意されています。

が、業務用iOS端末やアプリの運用観点では期待する網羅的な情報は得られません。業務用iOSに関わるものとしては、iOSがアップデートの度に エンタープライズ機能の何が変わったのか を一覧で知りたいわけです。

 

という前ふりで、実はありますよ、というのが本稿です。ご紹介したいのが以下のページ


(更新履歴が事細かにアップデートの度に追記されていく)

まさに求めているページタイトルですね。エンタープライズ機能の何が変わったかを確実に知りたい場合は、このページをブックマークしておき、定期チェックしておくと良いでしょう。

実はiOS14の頃から、Appleはエンタープライズ機能に特化したバージョン毎の更新情報ページを設けるようになりました。現在はiOS14,15,16の業務用機能の各アップデートの詳細を一覧で見ることができます。(iOS13以前はありません)

眺めるだけで、不具合修正が思ったより結構あったり、構成プロファイルで制限できる機能がちょいちょい追加されている様子を見れて興味深いです。新しい発見も多い筈ですので是非一度目を通してみて下さい。

ちなみにこれらを集約したリンク集のようなページは提供されていませんので、新しいメジャーバージョンがリリースされる度に「iOS XX のエンタープライズ向けの新機能」と XX にバージョン番号を入れてググられるのが良いでしょう。

 

なお、一般消費者向けの情報も含むアップデート情報は昔からあります。メジャーバージョン毎に専用ページが用意されていますので、参考までに以下に一覧しておきます。(iOS4以前はありません)

また、アプリ開発者であれば各バージョンの Release Notes も参考になるでしょう。Apple はここ最近ドキュメントの整備を進めており非常に見易くなっていますのでお勧めです。開発・実装の観点で変更点を俯瞰できます。


(Apple Developer Program の契約が無くても誰でも見れる。ただしiOS12以降のみ)

 

ということで、本稿ではエンタープライズ向けの新機能を網羅的に見る方法について紹介しました。業務用iOSアプリに関係する方は常にチェックしておくようにしましょう。

本サイトはACNメンバーの(株)フィードテイラーが運営するエンタープライズiOS情報サイトです

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